2010,02,19Grand Palais
今日はグラン・パレに行ってきました。
1900年、パリの万国博覧会のメイン会場として建てられたグラン・パレ。
どっしりとした石造りの外観に、アールデコの鉄のアーチ、曲線を描くガラスで覆われた高い天井が特徴です。
建物の中は教会の身廊を思わせる荘厳な空間が広がり、ガラス屋根からは自然光がふり注ぎ、現代では忘れ去られてしまったような時空に迷い込んだかのようです。
このガラス屋根は1993年に一部が崩壊し、12年もの間閉鎖をして大規模な改修を行ないました。
建設当時と同じ技術や素材を使って1枚ずつ取替えたためこれだけの時間がかかったそうで、全くフランスらしい工事です。
工事は2005年に終了し、その年の9月にリニューアルオープンしました。
それ以来、中央部の巨大スペースではシャネルなどファッションショーやコンサート、又はアートギャラリーとして様々な展示会やイベントが開催されています。
昨年末には大きな観覧車がスッポリと入ってミニ遊園地となりました。
現在はフランスのビジュアルアーティストChristian Boltanskiが展示されています。
古着を使った新進気鋭のアートです。
Boltanski曰く、Grand Palaisは光とスペースだけを取っても途方もない場所。
バロックで奇妙、建物自体に強い力があるのでアーティストにはとても難しい展示スペースなのだそうです。
そこでオブジェを正面から眺める従来の展示方法ではなく、観客が展示物の横を渡って歩きアートに参加するスペクタクルとして提案をしました。
その手法は見事に成功し、この広いスペースの中でアートと人がうまく混ざり合うという、壮大なアートを表現しています。
空間自体に特徴があると使用目的も厳選されてしまうようです。
Christian Boltanski 1月13日~2月21日
Art Paris 3月18日~22日
www.grandpalais.fr


